
1.小論文の勉強の心構え
小論文は受ける試験にもよりますが、公務員試験の二次試験で課される試験科目です。
二次試験は「小論文+集団討論」や「小論文+集団面接」等の組み合わせで行われます。
小論文は作文と勘違いされがちな科目で、作文と同じ感覚で解答してしまうと全く得点になりませんので、しっかりと対策することが必要です。
また自治体によっては、基準点が設けられている場合があり、小論文がダメダメで基準点を下回った場合は集団討論や、集団面接で高得点にも関わらず、不合格となる場合があるので対策は必須です。
筆者は2次試験不合格となった某県庁の得点開示をした際に、小論文試験10点満点中2点でした。笑
2.小論文の勉強に必要な参考書
小論文の勉強の仕方は、論文試験頻出テーマのまとめ方(実務教育出版)を読むだけです。
この本には公務員試験の小論文で出題されやすいテーマが19個収録されていますので、解説と答案例を読み込めばOKです。
書く必要はありません。
読み込んでおけば、同様のテーマが出題された際に同じような収録されている答案例と同じような書き方ができるようになります。
3.小論文の実際の勉強方法
論文試験頻出テーマのまとめ方(実務教育出版)を2日か3日に1テーマのペースで読めばOKです。
このペースですと2ヶ月で1周できますので、3周もすれば、試験当日に同様のテーマが出題された際に答案例がなんとなく思い出せるようになり、それっぽい答案が作成できます。
【重要】小論文と作文の違いがわからない方へ
論文試験頻出テーマのまとめ方(実務教育出版)の後半に「書き方の基本と経験小論文」というページがあるので熟読しましょう。
ざっくりいうと、小論文は「問題提起+解決方法の提示+根拠の提示」という型で書けば小論文の体裁が保てます。
文章が小論文の体裁になっていないと、いくら文章を書いても得点になりませんのでご注意ください。
4.小論文の到達すべきレベル
論文試験頻出テーマのまとめ方(実務教育出版)に収録されているテーマを見た時に、答案例がなんとなく思い出せるようになればOKです。
丸暗記する必要はありません。