【公務員試験専門科目】経済原論(ミクロ経済学・マクロ経済学)の勉強方法

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【公務員試験専門科目】経済原論(ミクロ経済学・マクロ経済学)の勉強の心構え

経済学は得点が安定するまで時間がかかりますので、覚悟を決めて勉強をする必要があります。

計算問題と知識問題が半々ぐらいで出題されますが、計算問題については数学が苦手でも特に問題ありません。

公務員試験の経済原論で必要な数学の知識は方程式の知識と簡単な微分の知識だけです。

判断推理や数的推理のような、ややこしさはないので大丈夫です。

経済原論はしっかりと勉強すれば安定して得点できる科目ですので、なんとしても高得点を狙いましょう。

経済原論はできれば8割程度得点したいところです。

【公務員試験専門科目】経済原論(ミクロ経済学・マクロ経済学)の勉強に必要な参考書

経済原論ミクロ経済学、マクロ経済学)の勉強の仕方はインプット用の参考書を読む→過去問解くの2ステップです。

経済学は憲法や行政法と違い腰を据えて勉強する必要があり、また高得点を狙いたい科目でもあるのである程度のレベルに到達できる参考書が必要となります。

(1)経済学入門塾(石川秀樹)Iミクロ、IIマクロ、Ⅲ上級マクロ、Ⅳ上級ミクロ

4部冊となっておりますが、1冊1冊がそれほど分厚くはなく、解説も丁寧ですので、経済学初学者がいきなり読んでもスラスラと読めます。

読む際は流し読みではなく理解しながら読んでください。

(2)過去問解きまくり!13ミクロ経済学(LEC東京リーガルマインド) 
過去問解きまくり!14マクロ経済学(LEC東京リーガルマインド) 

毎度おなじみの過去問解きまくりシリーズをこなしましょう。

スー過去との決定的違いは、練習問題のすぐ次のページに解答があることです。

これは非常に勉強がしやすいです。

例えばスー過去で、練習問題が多い分野だと練習問題のページで数ページになり、解説を読む際には数ページめくらないといけないので時間をロスしてしまいます。

このロスがちりも積もれば山となってしまいます。

よほど、スー過去にこだわる必要がなければ素直に、過去問解きまくり!を使用しましょう。

過去問解きまくり!は問題の次のページに解答が載っているのでスピーディーに解説を読むことができます。

使い方は、他の科目と変わらず以下の方法で何周もやっていくのが効果的です。

1周目は必修問題のみやります。

いきなり初めから全てをやっていこうとすると挫折しかねないので、まずは解けるようになっていないと話にならないレベルの必修問題のみをやっていきます。

間違えた問題にバツ印を付けておきます。

1周目は経済学部生以外の人はあまり解けないと思います。

正解できなくて問題ないので、しっかり解説を読み込みましょう。

経済問題の場合は、解説を読んだらすぐに解き直しましょう。

2周目は間違えた必修問題と実践問題をやります。

正答できる問題の割合が少し増えていると思います。

ここでも間違えた問題にバツ印を付けておきます。

同じ問題を2回間違えても焦らず平常心を保ちましょう。笑

3周目は間違えた問題と応用問題をやります。

3周目になると、例えばマクロ経済学のIS-LM分析等の計算問題はほぼ間違えずに解けるようになっていると思います。

3周目はそれほど時間がかからないかと思われます。

ここでも間違えた問題にバツ印を付けておきましょう。

4周目は間違えた問題のみやりましょう。

これで高得点間違いなしです😄

これであなたの経済原論の戦闘力は旧帝大生と互角以上に戦えるレベルになります。

(3)※全ての科目のやるべきことをやり終えてから時間に余裕がある場合 経済学入門塾(石川秀樹)Ⅶミクロ

経済成長理論の計算問題等出題されるとほとんどの人が解けないような論点が載っています。

比較的時間に余裕があり、筆記試験はおそらく突破できるけど、面接が苦手だから一次試験で少しでも点数を稼いでおきたい方や、経済原論で満点を狙いたい方はやりましょう。

※私はやりましたが、難しかったです。

【公務員試験専門科目】経済原論(ミクロ経済学・マクロ経済学)の実際の勉強方法

(1)経済学入門塾(石川秀樹)Iミクロ、IIマクロ、Ⅲ上級マクロ、Ⅳ上級ミクロ

経済学入門塾(石川秀樹)Iミクロ、IIマクロ、Ⅲ上級マクロ、Ⅳ上級ミクロを最低2回、理解しながら通読してください。

1周目は少し理解できない箇所があったとしても立ち止まらずとりあえず次に進んでください。

これは雑談ですが、トービンのQの問題がやたら出題された記憶がありますので、トービンのQは特に覚えておいてください。

(2)ひたすら過去問を解く

特に計算問題で間違えた場合は、解説を読んですぐに解き直してください。

【公務員試験専門科目】経済原論(ミクロ経済学・マクロ経済学)の到達すべきレベル

マクロ経済学を例に出すと、問題文で「Y=C+I+G、で消費関数が~」となっているのをパッと見て、「消費関数をYの式に代入して微分して終わりの問題かー、何回もやったなー」というようにどのように解けば良いのか瞬間的にわかる状態になっていれば目指すべきレベルになっています。

なお、「消費関数?何それ?」と言う状態ですと一から勉強し直しが必要なレベルです。笑